2023部員ブログ②「サッカー部に入部して感じたこと」黄勇兟(4年・体育学部)

部員ブログ

アンニョンハシンミカ。

体育学部4年黄勇兟(ファンヨンシン)です。

今回ブログを任されることになりました、

いざ自分がブログを書くにあたり何について書こうかと迷いましたが、「サッカー部に入部して感じたこと」について書こうと思います。

はじめに僕がサッカーにのめり込んだきっかけは、2008年の東アジアカップで鄭大世選手が日本代表相手に決めたゴールでした。このゴールを見て、鄭大世選手のような選手になりたいと思いました。初級部1年生の時に見たあのゴールは今でも鮮明に覚えています。

高校3年生のころ、日本の大学に進学してサッカーをしようかと迷う時期もありましたが、今考えてみると朝鮮大学校に入学しサッカー部に入部したのもやはり鄭大世選手への憧れが強く必然的だったのかなと思います。

その後、コロナの影響もあり2020年9月に朝鮮大学校に入学し、サッカー部に入部することになりました。

必ずプロになる!鄭大世選手のようになる!と意気込んで入部したのですが現実はそう甘くありませんでした。

大学2年生の頃は同級生が主体のBチームで公式戦に1秒も出られませんでした。この時から少しずつプロ選手になるという夢に対して目指しているのか、諦めていたのかがあいまいになり、大学1年生のころに比べサッカーに向き合う姿勢の面でモチベーションが落ちていたのかもしれません。

大学3年生の頃は1、2年主体のCチームキャプテンとして公式戦は1勝もできずサッカーをしていて初めて1年間勝てないという屈辱を味わいました。サッカーへのモチベーションがなくなりそうになっていきました。

そして3年生の3月に同期でミーティングをすることになり、一人一人思っていることや今後サッカー部をどういった部にしていくのかを話し合いました。

そこで僕はみんなとの差を感じCチームのキャプテンとして恥ずかしくなりました。Aチームだけが朝鮮大学校サッカー部ではなくCチームも朝鮮大学校のエンブレムを背負って在日同胞社会、後輩たちに希望を与えられる存在にならないといけないと再認識させられました。

4年生になり、Bチームのキャプテンを任されました。そこで支えてくれたのは同期の存在、そして卒業してもなお僕に関心を持ってくれて試合前にLINEを送ってくれたり相談に乗ってくれる尊敬する去年のキャプテン、文炯晶ヒョンニンの存在でした。

自分のためではなくチームのために直向きに頑張った結果、先週Aチームに昇格できました。

ここまで頑張れたのは根本的にサッカーが大好きなのもありますが、朝鮮大学校だったからという所が大きいと思います。

今まではただ自分がプロになる、家族に恩返しをしたいとしか考えていなかったのですがそれだけではいけません。応援してくれる方々や後輩たちのためにと考えるようになりました。朝鮮大学校でサッカーをしてよかったと思うのは、同胞社会を背負って戦うというところとかけがえのない友達に会えたことです。

「PRIDE of KOREA」

サッカー部が今年掲げているスローガンです。

綺麗事のように聞こえるかもしれないですが、朝鮮大学校サッカー部は常に強く、同胞社会や後輩たちに力や夢、希望を与えないといけない存在だと思っています。

これからももっと同胞社会や後輩たちに力や夢、希望を与えられるよう精一杯頑張るのはもちろん必ず関東リーグに昇格するので応援よろしくお願いします!

選手紹介

名前:黄 勇兟(ファン ヨンシン)
誕生日:2001年6月28日
学部:体育学部
出身校:神戸朝鮮高級学校
ポジション:DF
好きな言葉:「一生懸命」
好きな選手:鄭大世
一言:関東昇格目指して頑張ります!