2024部員ブログ⑥「サッカー部主将」金智哲(4年・経営学部)

部員ブログ

アンニョンハシンミカ!2024年度、主将を務めました、経営学部4年、金智哲(キム・チチョル)です。

はじめに、いつも朝鮮大学校サッカー部を応援してくださり支えてくださった方々、誠にありがとうございます。コマッスンミダ。

明日卒業式を控え、2024年度最後のブログを担当することになって何を書こうか迷っています。最初少し自分の話をして、その後に大学4年間、18年間のサッカー経験から学んだものを伝えられたらと思います。

私は3歳の頃からサッカーを始め、今までなに不自由なくサッカー生活を送ることができました。中学時にはラグビーをしたいと思い、兵庫県に住んでいましたが大阪の朝鮮学校に進みました。しかしいざラグビーをするとなった時に、今までやっていたサッカーの事を忘れることが出来ませんでした。そして自分でラグビーの道かサッカーの道か決断出来ず、当時中学1年生の担任先生に決めてもらうことにしました。ここから本格的に私のサッカー人生が始まりました。中学の頃は全国中学サッカー大会に出場することもでき、高大では主将という経験をすることができました。その他にも沢山の強豪校、プロチームと試合することができ、沢山の方と出会うことが出来ました。自分がこのような経験を出来るとは1つも思っていませんでした。本当に当時の先生には感謝しています。

ここからは4年間、18年間のサッカー経験から学んだものをお話ししたいと思います。

昨年1つ上の先輩達が引退してから、光栄なことに主将を任せてもらうことになりました。その時は『本当に自分でいいのか』『他の人の方がいいのではないか』と思いました。しかし先輩方や同級生達が背中を押してくれ、昨シーズン達成できなかった関東昇格を今年は自分がチームを引っ張って成し遂げようと思い、引き受けました。
そうして始まった大学最後のシーズン。思い描いてたラストシーズンとは異なり、そんな簡単ではありませんでした。皆んな入部した理由も様々で、進路の事や目標も違いモチベーションが下がってしまう同級生、それに自分自身、試合も出場する事ができず、チームも中々試合に勝てない日が続きました。正直この時はとても辛くて1人で悩むことも多々ありました。この時に助けてくれたのが、同級生のメンバーやサッカー部の先輩方でした。一緒にご飯をしながら真剣に話を聞いてくれた同級生、『最近のサッカー部はどう?』と連絡をくれた先輩方。このような方々の助けがあり、私は1つ気づく事が出来ました。試合に出てチームを引っ張ることだけが主将の役目ではないと。試合に出る以外にも、今自分自身が置かれた現状で何か100%出来る事があると気づきました。そこから今までの自分自身のオンザピッチ、オフザピッチ全てを見直して取り組むようにしました。そこからは何の根拠も無いのですが、自信が付くようなり、着々と調子も上がり、試合への出場機会も増えました。

このような経験からサッカー人生で1番大切だと思ったのは<人間性•オフザピッチ>です。ロボットや機械がサッカーをするなら必要ありません。でもやっぱり人間がするスポーツにおいて、これは1番欠かせないと思いました。「勝利の神様は細部に宿る」という言葉を大学に来てよく耳にすることがあったんですが、まさにそうだと思いました。ここぞという時に力を発揮出来る選手は技術云々じゃなく、人間性、日頃の蓄積だと思います。18年間、そして特に今年1年間主将を務めながら、人として成長できたのもサッカーのおかげだと思っています。サッカーに出会えて本当に感謝しています。
決して今シーズンは良い成績を飾ることは出来ませんでしたが、でもそれ以上に個人的にもチーム的にも一回り成長できたシーズンだったと思います。
そして推薦なども無く、他大学に比べて設備や環境が衰えることもありますが、全国に応援してくださる同胞がいる、この朝鮮学校で今までサッカーをしてきた事を誇りに思います。コマッスミダ。

自分が引退する前までにもう一度、朝大サッカー部を関東に昇格させたったです。正直とても悔しかったです。後輩達には今シーズンも昇格する事が出来ず、申し訳無い気持ちでいっぱいです。今年の経験を活かして、来シーズンは必ず昇格してくれることを信じています。これからは同期全員が朝鮮大学校サッカー部OBとして精一杯のサポートをしていきたいと思います。

拙い文章でしたが最後まで読んでいただきありがとうございました。今後とも朝鮮大学校サッカー部をよろしくお願いいたします。

名前:金智哲(キム チチョル)
誕生日:2002年5月14日
学部:経営学部
出身校:大阪朝鮮高級学校
ポジション:DF
好きな言葉:「失敗しても大丈夫」
好きな選手:プジョル
一言:これからも朝鮮大学校サッカー部の応援をよろしくお願いします!