2023部員ブログ⑦「学生コーチでキャプテン」呉太陽(4年・体育学部)

部員ブログ

アンニョンハシンミカ。

2023年度キャプテンを務めました、体育学部 4年 呉太陽(オ・テヤン)です。

はじめに今シーズン朝鮮大学校体育会サッカー部を応援してくださり支えてくださった方々、誠にありがとうございます。コマッスンミダ。

この度ブログを担当することになりどのようなことを書こうかと悩みましたが、チームの事ではなく自分のことについて書こうと思います。

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私は5歳の頃からサッカーをはじめ小中高とプロサッカー選手を志しサッカー中心の生活を送っていました。しかしほぼ怪我とは無縁だった自分が高校2年の夏から3度の前十字靭帯断裂を負い少しずつサッカー選手としての歯車が狂い始めました。それでも諦めずに自分の夢を果たすべく朝鮮大学校に進学し、サッカー部に入部しました。リハビリを重ねていざ復帰して少しずつ調子もよくなっている時期に逆足でまた同じ怪我を負い現役を引退する決心をしました。

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自分のサッカー人生を語るにはこの怪我の話は外せないのでブログの頭で書かせてもらいました。

そして大学2年の5月を最後にユニフォームを着てピッチに立つことはなくなり、以前から興味があったコーチに転向することになりました。というのも高校時代から怪我のこともあったのでもしダメになったらコーチになり、今まで育ててくれたサッカーとチームに恩返しをしたかったし少しでもチームのためになることをしたい。何よりも一緒にサッカーをしてきた同級生、先輩、後輩に自分が指導することでサッカーをうまくなってほしいという気持ちからこの決断に至りました。その時快く受け入れてくださった部長、監督、コーチには感謝の気持ちでいっぱいです。

ここからは今シーズンの話をします。

一つ上の先輩が引退してから自分にキャプテンをやってほしいという話をいただき、光栄なことにも学生コーチという立場で異例ながらキャプテンを任せてもらうことになりました。その時の心境は不安もありましたが自分がチームを強くして、関東昇格という目標を達成するためにもやってやろうという自信を持ちキャプテンを引き受けました。

周りからは『コーチがキャプテンするのはおかしい』『そんなに任せられる人がいないのか』『じゃあ試合の時にはだれがキャプテンマークを巻くんだ?』など実際に色々な声がありました。でも私はやる人がいなくてではなく、自分がやりたくてキャプテンを任せてもらったので自分の言動とチームの姿、結果で見返してやりたいという気持ちがありました。

現在サッカー部は選手、スタッフ含め100人の部員がいます。私はいろいろな境遇を持ち入部してきたこの部員たちをまとめるべく、ピッチ外で毎週朝の点呼やMTG(全体、カテゴリー、学年)を定期的に持ちコミュニケーションを取ることに時間をかけました。そして選手でないのでコンディショニングやケアの時間がいらない分、その時間を選手たちのために次戦の相手の分析をしてデータを作ったり、広報部と共にサッカー部のブランディングを行う事業に傾けていました。

ピッチ内では3人の副キャプテン(チョ・ソンリョ、ソン・ユソン、リ・テハ)と委員長(リ・チュヌ)と密に意見交換を行い練習のクオリティと雰囲気をどのように高めていくか話し合いました。ゲームキャプテンでもあるこの4人にピッチ内のことでは信頼を置き任せる部分は任して、私はコーチの立場として選手たちをうまくするため力を注ぎ努めていました。

そしてチームは沖縄遠征からの勢いでリーグ戦では前期無敗で折り返し、中断期間をまたぎ9連勝を果たしたのが記憶に新しいです。この時期チームは負けなしで状態も良かったのですが、関西遠征後の学習院戦で初の負けを経験しました。その時はチームとしてうまくいっていたのでそこを挫かれた形でその試合自体を振り返って総括もしましたが、今まで自分の学生コーチとキャプテンとしての振る舞いについて考えてみました。これまでの考え方ではピッチではコーチの働きをして、ピッチ外でキャプテンの仕事をするのが自分の役目だと自然と思っていました。そうするとここは選手たちに任せて自分はこれくらいの仕事をすればいい。自分の出る場面ではないと勝手に思い込んでしまっていた部分がありました。コーチはコーチでキャプテンはキャプテンと分けて考えてしまっていたのでチームメイトに踏み込み切れず、ありのままで接することが出来ていなかったと振り返りました。

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それ以降、TR中はコーチだがキャプテンでもあるので選手がうまくなるだけではなく、チームを盛り上げ、より良いTRが出来るように、マインド面でのアプローチをするように心がけました。そしてピッチ外ではコーチとしてもコンディションを気にかけ、選手たちに寄り添ってキャプテンとしての本音で声をかけることによって、チームメイトとの関係をより深いものにできました。したがって自分は学生コーチとキャプテンではなく“学生コーチでキャプテン”ということに気付くことが出来ました。今までは心のどこかで自分が試合に出ていたら…と思ってしまっていたが、この時からはそのような考えは一切なくなり以前より何よりも選手たちを信じて試合に送り出すことが出来たと思います。

今シーズン、リーグ戦は優勝できたもの目標に掲げていたアミノバイタルカップ本選出場と関東昇格は果たせずに終わってしまいました。特に5週に及んだ関東大会は何とも言えない緊張感がありましたし、それを打ち勝てなかったチームの力不足とよく言えば個性が強すぎるチームメイトを成長させきれず、まとめきれなかった責任を感じています。それともっと時間を作ってBCのカテゴリーの選手たちにもっと目を向けて指導に当たりたかったですし、個人に寄り添ってケアをできなかったのが後悔しています。

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後輩たちにはまたつらい思いをさせてしまうので申し訳ない気持ちでいっぱいですが、引退後も同期全員がOBとしての精一杯のサポートをしていきたいと思います。

そして何よりも私をここまで育ててくれた両親には感謝したいです。アボジオモニに育ててもらっていなければ選手をやめてコーチをするという決断をできなかったし、キャプテンも引き受けてなかったと思います。コマッスンミダ。

最後に朝鮮大学校体育会サッカー部を難しい時期から今シーズンまで指導してくださり、4年間私たちを教えてくださったシン・ジェナン監督、ファン・ヨンジョンコーチに感謝申し上げます。コマッスンミダ。

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長い文章ですが、最後までお読みいただきありがとうございます。今後とも朝鮮大学校体育会サッカー部の応援の程よろしくお願いいたします。

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部員紹介

名前:呉太陽(オテヤン)
誕生日:2001年4月5日
学部:体育学部
出身校:東京朝高
ポジション:DF
好きな言葉:「一喜一憂しない」
好きな選手:ヤヤ・トゥーレ
一言:後輩たちの応援よろしくお願いします。