③ 全てが繋がっている ~成 済秀(4年 理工学部)~

部員ブログ

~部員ブログ③~2020/4/3

『全て繋がっている』

自分は小学校から大学まで11年間のサッカー人生を歩んできました。小学校の頃は走れない体型でただただ走るのがしんどかったしサッカーもそんなに好きじゃありませんでした。
中学校の頃は理不尽に走らされて、走れない体型も絞れてきてある程度運動できる体型にもなり、サッカーが好きになってきて誰かのために走ろう、ボールを蹴ろう、という考えを持ってきました。
高校に入り、朝高のスローガンである《우리의 꿈,동포의 꿈》(私たちの夢,同胞の夢)を掲げて自分が好きなサッカーを通して、同胞たちに力と勇気、喜びを与えようとしました。特に高校の期間は内部闘争もしたし、人生観をサッカーを通して磨き上げました。朝青運動を率いて行くのもサッカー部、成績でも上位にいるのがサッカー部、学校で行われることなにをやってもサッカー部が全てしっかりやる。それでこそ強いチーム、応援されるチーム、それで勝つからこそ真の力と勇気を与えれるんだと、チームみんなでそう話して、闘争した期間でした。特に個人的にも勉強を強化しようと頑張りました。その強化するというのは毎日1時間以上机に座って勉強すること。ですが毎日のハードな練習などで帰ってきたらヘトヘトでそれどころじゃありませんでした。でも自分はそれは仕方ない。サッカーのが大事だから、サッカーを一生懸命するために体に気を配らなければいけないと言い聞かせ、疲労回復に尽力しました。それは逆に逃げだったということを今になって痛感します。
大学に入学するとき何事も頑張ろうと決心しました。入学式が終わった2日後から自分はサッカー部として部活動を始めました。それと同時に理工学部では2ヶ月間、毎日20時から23時までの夜間補修というものも始まりました。今まで両立できてこなかった自分にとってこの期間はものすごくしんどいものでした。それと同時に理工学部1班の班長という役職ももらい、朝青運動も第一線で頑張っていこうと決心し、積極的に参加していきました。
朝早く起きて勉強、3限までしっかり授業を受けて、2時間の部活、そのあと自学習、総括、モイン、など、ただただ自分の決心に嘘をつかないように、スケジュールに時間を詰め込みました。けどそこで妥協ももちろんありました。むしろ、無理な時のが多かったです。しんどすぎて寝てしまう自学習時間、自分はやってるから仕方ないという考えから部活中に集中しない、時間がないからできないていう言い訳をする、弱音ばかり吐いてました。
その弱さを自分は気づきつつもできてないことばかりでした。でも周りの人の生活で気づくことが多かったです。やってるのは自分だけじゃない。みんな何かを得るために必死で死ぬ気で頑張ってるんだってことを毎日の生活で痛感します。そこで自分が得た気づきは、すべて繋がっていると言うことです。自分の目標、同胞社会を明るくする朝鮮人として堂々と生きること。これが今の自分の生活に直結していると気づきました。自分がサッカーをすること、朝青運動で成果をたくさん上げること、勉強をすること、全てが繋がっています。その全てが今の自分の生活、今を生きていることだと思うし、一分一秒が勝負、戦い、自分の世界観、人生観の口現だと思います。そう考えたときに、目標のために、限界を決めずに自分の弱さを認めつつも頑張り続ける、走り続ける、努力し続けることが何よりも大事です。そこで自分の魂というものが試され、また魂を磨いていく過程であると自分は思います。
理不尽なことなどあるかもしれないけど、生活の全てが繋がっている。関東2部に昇格するのも、研究を重ねるのも、全て繋がっている。それを考え行動に移し、気づきを得て、また考え、という工程が自分を強くするんだと思います。
これからもどんな困難が自分の前を塞ごうとも、自分の力を信じ、また周りのみんなと共に一つ一つ歩んでいこうと思います。
努力を惜しまず、突き進んでいきます!

選手紹介
名前:成 済秀(ソン チェス)
誕生日:1999.12.3(4年)
学部:理工学部
出身校:愛知朝鮮高校
ポジション:MF
好きな言葉:가는 길 험난해도 웃으며 가자(困難な道も常に笑顔で行こう!)
好きな選手:マケレレ
一言:努力します!