アンニョンハシンミカ。
今回한마음FESTIVALで司会を担当しました教育学部4年生の鄭安梨(チョンアンリ)です。
私は、副主将のサンゴン(金翔空・体育4年)に司会をやってくれないかと頼まれた際、正直原稿を読めばなんとかなるだろうという軽いノリで引き受けてしまいました。でも、よくよく考えると私は「オフサイド」が何なのかもわからないくらいサッカーに関して疎いのに、軽々しく引き受けても大丈夫なのか不安にもなりました。そんな私の考えが改まったきっかけがありました。
それはフェスティバルの前の朝大サッカー部主催PK対決&売店(10月8日に行われた朝大生限定イベント)でのことでした。大学のところかしこで聞こえる《한마음(ハンマウン)!》の声、自分たちの試合もあるにもかかわらず初中高の後輩たちが少しでも楽しめるようにと最後まで準備するその姿を見てこのフェスティバルにかけるサッカー部の想いを感じました!その想いを少しでも多くの人に伝えたく、一緒に司会を担当したヒョンス(金玄樹・政治経済学部4年)と、このフェスティバルを盛り上げるために出来ることは何かを考えたりもしました。
当日、自分の感じたサッカー部の覚悟と想いを込めて、一生懸命にやろうと決めました。司会を進める中で原稿に、『在日同胞、学生がサッカーを通してつながる場を』という今回フェスティバルの目的を、読み上げながら感じたことを私はこの場を通してお伝えしたいと思います。今回フェスティバルでは言葉の通り在日同胞、学生がサッカーを通してつながる場になったと思います。小学生が朝大サッカー部ヒョン(朝鮮語でお兄ちゃん)たちから一生懸命に学ぶ姿、それを見る同胞の姿を通してまさしく同胞社会でのサッカーが持つ可能性を証明してくれた場になったのではないかと思いました。突如決まった祖国訪問によりメンバーの入れ替えや部員全員が集まれない状況などが続き、条件はとてもよかったとは言い切れない中、民族教育の最高学府である朝鮮大学校のサッカー部が、同胞たちに出来ることは無いかと考え、チャレンジしたことに私は大きな意義を感じます。
サッカーはどこの国でも人気のあるスポーツです。ですが異国の地で自分の民族の誇りのために戦い続ける者は多くはないでしょう。今回のフェスティバルはそんな気持ちで戦う朝鮮大学校サッカー部だからこそ出来たことだと思いました。このフェスティバルを通してサッカー部ではない私は、一つ確信したことがあります。
それは、今もそしてこれからも朝鮮大学校サッカー部が、同胞社会のためにまだまだ上を目指す熱い集団であるということです。どうかこれからもサッカーを通して한마음を目指す、朝鮮大学校サッカー部の応援をよろしくお願いします!
アンニョンハシンミカ。
今回、한마음FESTIVALで司会を担当しました政治経済学部4年の金玄樹(キムヒョンス)です。
フェスティバルが終わった翌日、サンゴン(金翔空・体育学部4年)にブログをお願いされた時は現サッカー部では無い僕がメンバーブログを書くのは正直戸惑いましたが、自分のサッカー部に対する想い、フェスティバルの感想を書いていこうと思うので、是非最後まで読んでください!
自分は大学2年の頃までサッカー部に所属していました。ですが、試合に出られない日々が続き、サッカーに取り組む姿勢が低くなっているのを感じ、これ以上やってもチームの迷惑になるだろうと思い辞める決断をしました。部を辞めた以降もサッカー部に対する気持ちは変わる事はありませんでした。朝大で試合がある時は毎試合駆けつけて同じくサッカー部を辞めたテヨン(鄭泰英・経営学部4年)、チャンモッ(曺昌穆・経営学部4年)と一緒にメガホンを持って応援団の方に行き人一倍声を出したりもしました。自分は部を辞めたのにも関わらず毎回暖かく接してくれる元チームメイト達に、心から感謝してます。
そんな中、サンゴン(金翔空・体育学部4年)から司会を頼まれた時は、フェスティバルの成功の為に、そして2年間お世話になったサッカー部に対して恩返しをしようという気持ちで迷いなく引き受けました。自分は同じく司会を務めたアンリ(鄭安梨・教育学部4年)と一緒に、サッカー部のために自分たちでフェスティバル盛り上げようと話し合いました。そして迎えた当日は、沢山の同胞が朝大に駆けつけてくれて、終始大盛り上がりの一日となりました。惜しくも試合には敗れましたが、500人を超える観客を集め、何事にも全力で取り組んだ朝大サッカー部は、同胞たちに力と勇気を、後輩たちに夢と希望を与えたと確信しています!
今回のフェスティバルを通して、自分が残せたものは多くはありませんが、部を辞めた後もサッカー部に携われたことは自分にとって誇りであり、大きな財産になりました。自分はこれからも大好きな朝大サッカー部を応援し続けます!来季こそは<ハンマウン>の精神で関東に昇格できるのを心より願っています。メンバーブログをお読みの皆さん!これからも、朝鮮大学サッカー部の応援をよろしくお願いします!
長い文章ですが最後まで読んでいただきありがとうございます。